その他製品(オゾン発生装置)

マイナスイオン(≒陰イオン=Negative ion)と低濃度オゾンの混合ガスを同時に発生させることにより下記の主な効能があります。

①  殺菌(減菌)、②脱臭(消臭)、③鮮度保持、④その他 

*  1.イオンパワーから微風が出ています。(原理は宇宙から生還したハヤブサのイオンエンジンと同じです)

*  2.入力電源はAC100V,DC24V,DC12Vから選べます。

  

1.マイナスイオンの用語について

 海外から①Negative ionPositive ionの用語で日本に渡来し、日本では①陰イオン ②陽イオンと訳されました。

 その後、空気中の陰イオンを負イオンの名前で呼んで良いことになり、現在に至っております。発生する陰イオンはOH-がほとんどですが、この負イオンを私たちはマイナスイオンと呼んで使用することにしております。

 

2.アクア・インテック イオンパワー装置の効能

アクア・インテック イオンパワー装置は天井に取り付けられ、コロナ放電により

マイナスイオンと低濃度のオゾン(吹き出し口30cm付近で0.1ppmで40cmでは0.025ppmです)の混合風を発生させます。

この装置は連続で使用することができ、発生した混合風が室内に浮遊している菌や

分子などを破壊する(オゾンの効能)ことにより下記の効能が発揮できます。

2-(1)殺菌(減菌)効果

①    インフルエンザなどの予防

②    皮膚病の早期治癒

③    犬や猫のストレス原因の皮膚病の早期治癒

④    カビの発生予防

 

大阪医科大学付属病院における混合風の効果の実験では、普通寒天培地に、冬季(2~3月)夏季(6~7月)で菌がどの程度落下するかを設置前と設置後で比較しております。結果としては冬季、夏季とほぼ同じで、室内浮遊菌数が設置後に1/3に現象したとのレポートが出ています。 某大手電機会社の研究所で実験によると、極微量(max.0.03pm)のオゾンに大量のマイナスイオンを混合して空気中に放出すると殺菌力は、高濃度のオゾンと同じ効果を発揮しております

処理方法

処理濃度

殺菌率%

オゾンのみの処理

0.05ppm

0.1ppm

9.3

99.9

負イオンのみ処理

100万個/cc

 

9.8

 

負イオン十オゾンの混合風での処理

100万個/cc

0.03ppm

93.7

*使用菌体:黄色ブドウ球菌(食中毒菌)

従来、オゾンは殺菌効果があるとして広く使われてきましたが、濃度が濃くなると

粘膜に障害がでるということで使用濃度や滞在時間などが規制されました。

アクア・インテック イオンパワー装置は連続して使用できますので体に優しい

殺菌装置と言えます。(マイナスイオンと低濃度のオゾンの混合風)

 

2-(2)消臭効果

 市販されている消臭剤は臭い分子を包むことにより脱臭効果をだしております。

臭い分子を包むことは時間が経ることにより、包んだ膜が破れ臭いが再発生します。

アクア・インテック イオンパワー装置は臭いを破壊しますので再発生することはありません。

特に、オゾンでは分解できない排尿の臭い(アンモニア)分子を破壊できるのも混合風の特徴です。

 

2-(3)鮮度保持

エチレンガスの発生により鮮度が落ちますが、アクア・インテック イオンパワー装置  はエチレンガスを分解しますので鮮度保持が可能になります。棚などに並べてある野菜や鮮魚の鮮度を引き伸ばすことができます。

 

2-(4)その他の効能

①    静電気除去

 フィルムへの製品の梱包や印刷時に弊害となる静電気除去ができます。

②    室内浮遊物(ホコリ等)の除去

室内浮遊物を取り除きたい環境で装置を設置することにより、微小のホコリを除去できます。

マイナスイオンが発生しますのでホコリ(電気的には+(プラス))を吸いつけることにより、微小のホコリを除去できます。精密部品を製造する工場に適用ができます。

③    ハウス栽培の植物病の低減

菌類などが原因の植物の病気(例えばイチゴの灰色かび病)の低減

 

3.殺菌効果の例

 

3-(1)院内感染  

オゾンは、その高い殺菌力から、院内感染予防として古くから注目されております。
患者さんの信頼や、衛生管理が行き届いた安全な病院を目指すために、院内感染予防対策や空気環境対策は絶対に避けては通れない重要な問題です。

病室や手術室、ナースステーションの空気中には、様々なウィルスや細菌、浮遊菌などが存在し、院内感染を予防するためには殺菌する必要がありますオゾンによる殺菌は、そんな院内感染を防止するのに一役買ってくれるのです。
オゾンによる殺菌は「溶菌」と呼ばれ、オゾンとたんぱく質が化学反応することで、細菌の細胞壁を破壊します。そこで細胞が死滅し、繁殖を防ぎます。

 

3-(2)ウィルス性感染症

インフルエンザを例にとると、一般的にインフルエンザは、くしやみなどで空気中にインフルエンザウイルスを合む唾液が飛び散り(平均2m四方)他人にインフルエンザをうつすといわれています。くしゃみの飛沫がインフルエンザウイルスを含む飛沫核となり最大12時間、空気中に浮遊して人にうつしてしまいます。

マイナスイオンと低濃度オゾンの混合ガスがインフルエンザ及びその他のウイルスを殺菌する効果をもち、更に自己増殖を防ぐといわれております。

 

3-(3)カビ発生防止の役割

   

カビは空気中はもちろんのこと、部屋中にたくさん存在します。カビは元来、自然と発生してしまいますが、その量が多すぎると、人体に悪影響を及ぼすこともあります。そんなカビの発生防止策として、マイナスイオンが注目されています。マイナスイオンは、空気中に分散したカビやゴミなどをキャッチして包みこんで、その重さで床に落としてくれます。そして、カビの細胞表面で電気的に斥力状態(エネルギーが反発)となり、外部から栄養素を取り込めなくさせることにより、繁殖を抑制します。

カビに対する基礎実験も細菌の場合と同一の実験装置を用いて実施しました。

実験は黒こうじカビAspergillus nigerIF04414)を用い、温度20℃、湿度90%の環境条件で、14日間連続処理しました。

混合ガスと無処理を比較すると、無処理の場合、黒こうじカビが胞子から発芽して菌糸が伸び、その菌糸上に胞子が形成されます。一方、混合ガス処理(マイナスイオン濃度3x106個/ccとオゾン濃度0.03ppm)では、菌糸の成長や胞子の形成も認められず、カビの増殖を完全に防止できる(殺菌率;100%)ことがわかりました。

以上のように、マイナスイオンと低濃度オゾンの混合ガスにより、細菌類だけでなく真菌類も殺菌出来ることが明らかになりました。

 

4.脱臭装置としての役割

オゾンだけではアンモニアを分解できないことは知られておりますが、マイナスイオンとの混合ガスはアンモニアを分解します。これも混合ガスの特徴の一つです。

   

まず臭いというものは、臭気物質が嗅覚細胞を刺激することにより感じられます。
空気中の臭気物質濃度が高くなれば、それだけにおいも強く感じられ、この強い臭いは悪臭となり、私たちに不快を感じさせ生活環境を悪化させる原因になります。みなさんが快適な暮らしをする上でも脱臭は大きな役割を果たしているのです。

臭いの原因を突詰め簡単な対策をするだけでも臭いは大きく軽減されることがあります。
こまめな清掃の実施や臭いがでる原材料等の変更又は、搬入・搬出、保管方法の改善・排出方法の変更・施設の密閉化など構造の改善など、自身でもできることから始めることが大切です。

しかし自身で改善できる範囲にはどうしても限界があります。できることから改善しても臭いが軽減しない場合は、別な脱臭装置の導入を検討する必要があります。   

室内(屋内)の臭いは、人間の体臭、ペット、生ゴミ(夏場の腐敗)トイレ、タバコなどの臭いが複合臭として存在します。
従って、個々の臭い成分をマイナスイオン・オゾンの混合風で分解して脱臭する必要があるのです。特に、老人ホーム、病院、レストラン、ホテル、在宅介護の部屋などで効果的に活用されています。

 

5.鮮度保持装置としての役割     

 

オゾンを利用した食品の鮮度保持は、10年以上前から知られていますが、消費者に知られるようになったのは、ここ最近ではないでしょうか?

野菜や果物は、成熟と腐敗の進行により鮮度が低下します。オゾンはその原因であるエチレンガスを分解し、腐敗菌を殺菌するため、野菜や果物の鮮度を長く保持することができます。

オゾンを利用した鮮度保持については現在、様々な分野で研究されています。
中でも、果実の鮮度保持分野では、冷温高湿度とマイナスイオン、さらにオゾンを併用することにより、鮮度保持効果が従来の何倍にもなったという研究結果がでています。

また、食品業界では食中毒の防止のため、衛生管理改善ツールとしてオゾンを利用しています。塩素の数倍の酸化力をもつオゾンは、その強力な酸化力で、殺菌、脱臭しますが、化学反応後は酸素に戻ります。

オゾンは食品の鮮度保持として効果はありますが、高濃度(0.5PPM以上)になりますと“人”の粘膜などが犯されます。

マイナスイオンとオゾンの混合ガスは食品自体には影響を与えずに、食品表面での微生物増殖を抑制できるので、冷蔵庫と組み合わせることにより新しい食品保存システムとして利用できると言えます。

 

6.なぜ天井取り付けか?

オゾン(O)は酸素(O)より重たいのでなるべく上部に装置を取り付けることによりオゾンの働き効率が向上します。(床などに設置すると混合風を噴出すためにファンが必要になります)

混合風が天井から床に届くまでに混合風内部にあるオゾンは「臭い分子」「病原菌」等を

分解し消滅しますので24Hの装置運転をお勧めします。

分解後ただちに、混合風の中のオゾンは酸素に変わります(2O→3O)

    

7.装置仕様 

天井埋め込み型マイナスイオン・オゾン混合ガス発生装置 

型式

 

Ion-ozon09

設置場所

 

天井埋め込み型

電源仕様

入力電圧:AC100V(50/60Hz) DC24V/DC12V

端子台 :適合電線ケーブル

      単線:0.5~4mm

      より線:0.5~4mm

消費電力:1.0W以下(DC電源の場合1VA以下)  

高圧仕様

高圧負電極  

電極素材

(注意:指などの損傷)

放電板電極:SUS-306(板厚0.8mm)

負電極:SUS-304(先端は針状) 

マイナスイオン

発生原理:コロナ放電  

発生量:150万個以上/1cc

オゾン

発生原理:コロナ放電 

発生量:0.1~0.03PPM以下  

製品寸法

高さ:100mm

天井埋め込み:φ140mm

重量:880g  

 

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